広報の外注は、社内に広報の専門人材や時間が不足している企業が、企画や情報発信を進める方法の一つです。専門知識を活用できる反面、社内情報の共有や成果の評価、費用の管理が必要になります。外注するかどうかは、任せる業務と社内に残す役割を分け、目的や確認体制を整えられるかで判断しましょう。
広報を外注するとは?依頼できる業務
広報の外注とは、自社の認知や信頼形成につながる情報発信の業務を、外部の会社や個人に依頼することです。業務全体を任せる方法だけでなく、企画や制作など一部だけを依頼する方法もあります。
- 広報方針や年間計画の策定
- プレスリリースの企画・作成、配信支援
- メディアリストの作成や取材対応のサポート
- オウンドメディアやSNSの企画・運用支援
- 広報素材となる記事、写真、動画などの制作
依頼先によって対応範囲は異なります。契約前に、企画・制作・配信・問い合わせ対応のどこまでが含まれるか確認してください。
広報を外注するメリット
広報を外注する主なメリットは、社内にない専門性を取り入れ、限られた人員でも情報発信を継続しやすくなることです。
専門知識を活用できる
広報経験のある外部パートナーに相談すれば、伝える情報の整理や発信方法について助言を受けられます。社内では当たり前になっている技術や取り組みを、顧客やメディアに伝わる形に整理する際にも役立ちます。ただし、企業の強みや事実関係を正しく伝えるためには、社内からの情報提供が欠かせません。
社内担当者の負担を調整できる
企画、原稿作成、制作などを切り出して依頼すれば、担当者は社内調整や確認など、自社で担うべき業務に時間を充てやすくなります。人員を採用する前に、必要な業務を外部に依頼して体制を補う方法も検討できます。
発信内容の質や継続性を高めやすい
社内だけでは止まりやすい情報発信も、外部パートナーと計画や進行を共有することで、継続しやすくなる場合があります。動画や記事など複数の形式を検討する場合は、企業PR動画を企画・制作する際のポイントも参考になります。
広報を外注するデメリットと注意点
外注しても、広報の成果や社内の確認作業まで自動で解決するわけではありません。依頼内容や社内体制が曖昧だと、期待とのずれや追加対応が生じる可能性があります。
| 注意点 | 起こりやすい課題 | 事前の対策 |
|---|---|---|
| 自社理解の不足 | 強みや専門情報が十分に伝わらない | 担当者や現場へのヒアリング機会を設ける |
| 社内確認の負担 | 原稿確認や承認が滞る | 確認者と回答期限を決める |
| 費用と範囲の不一致 | 想定外の作業が追加になる | 成果物、回数、追加料金の条件を確認する |
| 成果評価の曖昧さ | 費用対効果を判断しにくい | 目的に応じた指標と報告方法を合意する |
広報の成果は、受注数のように短期間で直接測れないこともあります。掲載数だけで判断せず、問い合わせ、サイト流入、採用応募、社内の認知など、目的に合った指標を設定しましょう。数値目標を置く場合も、結果を保証するものではなく、進捗を確認するための目安として扱います。
外注と社内対応はどう使い分ける?
発信の方針や事実確認など自社ならではの判断は社内で担い、専門性や制作工数が必要な業務を外部に依頼する形が基本です。広報をすべて外注するか、すべて社内で行うかの二択ではありません。
| 進め方 | 向いている状況 | 社内に必要な体制 |
|---|---|---|
| 社内で対応 | 発信量が限られ、担当者に経験や時間がある | 情報収集、企画、制作、確認を担う人 |
| 一部を外注 | 原稿作成や動画制作など、特定業務が負担 | 目的の共有、素材提供、内容確認を行う人 |
| 継続的に外注 | 広報活動を継続したいが、社内に専任者を置きにくい | 経営・現場と外部をつなぐ窓口担当者 |
失敗を防ぐ外注先の選び方と依頼手順
外注先は、知名度や提案資料だけでなく、自社の目的に合う業務経験と進行体制があるかで選びます。複数社を比較する場合は、同じ依頼範囲を伝えると違いを判断しやすくなります。
- 目的を決める:認知向上、採用、問い合わせ促進など、広報で解決したい課題を整理します。
- 依頼範囲を切り分ける:企画、原稿、制作、配信、振り返りのうち、どこを任せるか決めます。
- 提案と実施体制を確認する:担当者、連絡方法、修正回数、報告内容、契約期間を確認します。
- 小さく試して見直す:期間や対象業務を区切って依頼し、社内負担や成果を踏まえて継続範囲を調整します。
動画など制作業務を依頼する場合は、目的や企画の提案力に加え、修正対応や納品後の利用条件も確認しましょう。動画制作会社を選ぶ際の注意点も、制作を外注する際の確認材料になります。
広報の外注に関するよくある質問
広報を外注すると、社内に担当者はいらなくなりますか?
いいえ。社内情報の共有、内容の事実確認、承認を担う窓口は必要です。専任でなくても、責任者と確認の流れを決めておきましょう。
広報業務の一部だけを外注できますか?
可能です。プレスリリースの作成、記事や動画の制作など、課題のある業務だけを依頼できます。対応範囲は契約前に確認してください。
外注すればメディア掲載や問い合わせが増えますか?
掲載や問い合わせなどの成果は保証されません。目的、伝える情報、時期、競合環境などに左右されるため、実施内容と振り返り方法を事前にすり合わせましょう。
外注先を選ぶ際、最初に確認することは何ですか?
自社の目的に対して、どの業務をどう進める提案なのかを確認します。担当者、成果物、追加費用、確認体制、契約条件もあわせて比較しましょう。
まとめ:外注範囲と社内の役割を決めてから相談する
広報の外注には、専門性や制作リソースを補えるメリットがある一方、自社理解や社内確認の負担、費用と成果の管理が必要です。まずは広報の目的と不足している業務を整理し、社内に残す役割を決めましょう。
株式会社アールアイメディアでは、企業PR動画など、広報に活用する動画の企画・制作についてご相談いただけます。伝えたい内容や活用先がまだ固まっていない場合も、動画で対応できる範囲や制作の進め方を確認するところからご相談ください。


