コロナ禍で企業の採用のあり方が大きく変わりました。
オンラインでの採用フローが取り入れられ、より動画の重要性が高まってきています。
採用において動画を作っているか作っていないかによって求職者の満足度の違いが出てきているのも事実です。
そこで今回は中小企業が採用動画を活用すると起きる5つのメリットについて解説していきます。
メリット①:動画は記憶に残る
動画の記憶定着率は、記事コンテンツの「2倍」と言われています。
アメリカの国立訓練研究所では「ラーニングピラミッド」という理論を提唱していて、映像と音声を組み合わせたいわゆる動画コンテンツの方が断然記憶に残りやすいという理論です。
実際に最近の流れとして、文字よりも動画で情報を取り入れている人も増えてきています。
よく就活で言われるメラビアンの法則も「目からの情報で55%」「耳からの情報で38%」と言われるので、より動画は重要なキラーコンテンツになります。
メラビアンの法則とは、コミュニケーションにおいて言語情報が7%、聴覚情報が38%、視覚情報が55%の割合で、相手に影響を与えるという心理学の法則のことです。
それだけ、視覚情報と聴覚情報が大事といわれる所以です。
メリット②:マッチングの精度が上昇
求人広告では、基本的に文字と画像のみで企業情報を伝える必要があり、文字数や画像に制限がありました。
そのため、具体的な仕事内容や会社の雰囲気を伝えることが難しく、応募者と企業との間に齟齬が生じることも少なくありませんでした。このようなミスマッチが選考や内定辞退につながったり、入社後の早期離職につながったりすることもある。
一方、採用動画は、企業情報を求職者にわかりやすく届けることができるというメリットがあります。そのため、応募者と企業のマッチング精度を高めやすくなります。
メリット③:情報量を多く届けられリアルな一面を見せることができる
採用動画は、企業情報を文字だけでなく、映像や音声で紹介することができるため、文字ばかりのパンフレットを見るよりも、企業への理解を深めてもらいやすくなります。
文字や写真だけでは伝わりにくい情報も、採用動画なら伝わりやすくなりますし、よくある文章で「チームワークの良い会社です、風通しの良い社風です」と言っても、文字だけだと何の保証にもならないかもしれません。
しかし、採用動画では動画で情報を伝えられるので、動画内で実際のチームワークを見せることができれば、求職者の疑問や不安を払拭できる可能性が高いです。
リアルな社内の雰囲気などを見せることができればより満足度が高まること間違いなしです。
メリット④:SNSで拡散される可能性アリ
現代はSNSを活用してこそ企業のPRができる時代と言われています。
SNSはやらないより、やる方が絶対に良いといわれる媒体です。
そのため、人々の琴線に触れる良い動画を企業が作れることができたら、TikTok、Twitter、InstagramなどのSNSで拡散されやすくなり、普段届かない層までリーチすることができます。
SNSをやっていたから、採用コストが半減したという企業も多くなってきているので、ぜひ取り入れてみることをおすすめします。
メリット⑤:長期的に採用コストを削減できる
採用動画はWEBまたは会社説明会で流す機会が多くなります。
一度良い採用動画を制作することができたら、求職者の心に残り応募しやすくなる確率が高まります。
また、地方の求職者に対しアプローチをしたい際も、採用動画を用意すれば説明会に近いクオリティを届けることができるので、採用動画を制作することはおすすめです。
まとめ
今回は中小企業が採用動画を作るメリットについて解説してみました。
初めてWEBで企業名を検索する求職者にとって、インパクトのある動画はより多くの求職者を惹きつけることができるので、採用において動画制作をすることはおすすめです。
企業のイメージアップや採用時のミスマッチをなくすためには、メッセージや方向性が明確に伝わる動画を用意できるかどうかが重要です。
動画を制作する前に、何をしたいのかをよく考えておくとよいでしょう。