結論:企業動画の制作費用は、既存素材を使う簡易編集なら数万円〜、撮影を伴う会社紹介・採用動画なら数十万円〜、複数拠点の撮影や高度なCGを含む場合は100万円以上を見込むことがあります。ただし、尺だけでは料金を判断できません。比較する際は、企画・撮影・編集・利用条件の範囲をそろえることが重要です。本記事では、目的別の予算目安と、見積もりで確認したい項目を整理します。
企業動画の制作費用相場|目的別の予算目安
企業動画の費用は、同じ目的でも制作条件によって大きく変わります。まずは以下を予算検討の出発点とし、撮影場所や納品本数を伝えて個別見積もりを取りましょう。
| 動画の目的 | 予算検討用の目安・税別 | 想定する制作条件 |
|---|---|---|
| 会社紹介・企業PR | 30万〜100万円程度 | 1拠点を中心とした撮影、構成、基本的な編集 |
| 採用・社員インタビュー | 20万〜80万円程度 | 社員への取材と職場風景の撮影、字幕編集 |
| 商品・サービス紹介 | 20万〜100万円程度 | 商品撮影や図解による説明。高度なCGは別途検討 |
| 研修・マニュアル | 10万〜50万円程度/本 | 一つの作業・テーマを撮影し、説明字幕を追加 |
| SNS向け短尺動画 | 5万〜30万円程度/本 | 既存素材の編集〜小規模な撮影・編集 |
料金目安について:上表は市場全体の統計値や当社の確定料金ではなく、制作条件を整理するための概算です。価格帯は重なり、条件次第で範囲外になることもあります。2026年10月時点の編集上の目安として掲載しており、発注時には最新の料金・対応範囲を各社へ確認してください。広告配信費は別途考えます。
インタビュー中心の場合はインタビュー動画の制作費用と見積もりの確認点、縦型動画や複数本の運用を考えている場合はSNS動画制作の費用相場と内訳も参考になります。


企業動画の料金を左右する3つの条件
料金差を生む主な要因は、企画の深さ、撮影体制、編集の複雑さです。動画の長さだけでなく、完成までに必要な作業量で費用が変わります。
企画・構成をどこから依頼するか
台本や素材がそろっている編集依頼と、訴求内容の整理から任せる依頼では工数が異なります。経営者・社員への事前取材、競合との差別化、複数案の提案を求める場合は、その範囲を見積もりに含めます。
撮影日数・場所・出演者をどう設定するか
複数拠点への移動、撮影日の分散、照明や録音スタッフの追加は費用に影響します。工場などでは撮影可能な時間帯や立ち入り条件によっても必要な体制が変わるため、事前共有が欠かせません。
図解・CG・納品パターンをどこまで作るか
独自のアニメーションや3DCG、多言語字幕には追加作業が必要です。同じ素材を使っても、横型と縦型、長尺版と短尺版では再編集が生じます。必要なサイズと本数を最初に決めましょう。
見積もりで確認する項目と追加費用
見積もりでは、総額に加えて「何が含まれ、何が別料金か」を確認します。項目名が同じでも対応範囲は会社ごとに異なるため、作業内容と数量を確認することが大切です。
- 企画・進行:ヒアリング、構成案、台本、打ち合わせの回数
- 撮影:日数、拘束時間、スタッフ数、機材、交通・宿泊費
- 編集:カット、字幕、色・音の調整、図解やCGの範囲
- 音声・素材:ナレーション、BGM、写真素材、出演者の手配
- 修正・納品:修正回数、納品本数、サイズ違い、素材データの引き渡し
- 利用条件:掲載媒体、広告利用、使用期間、二次利用の可否
特に、撮影後の台本変更や追加撮影は費用が発生しやすい項目です。「修正2回」といった条件だけでなく、誤字修正と構成変更の扱いも確認してください。納品動画を受け取れても、編集プロジェクトや撮影素材の引き渡しまで含まれるとは限りません。
内訳の組み立て方は、動画制作の見積もり例と費用内訳で詳しく解説しています。

予算を抑える方法と、削らないほうがよい工程
費用を抑えるには、必要な情報や品質を削るより、撮影と確認作業の重複を減らす方法が有効です。最初に利用目的と必須内容を絞ることが、手戻りの少ない予算設計につながります。
- 撮影を同じ日・同じ拠点にまとめ、社員の出演時間を調整する
- 利用許諾と画質を確認したうえで、既存の写真・映像を使う
- 構成案の段階で関係部署の確認を取り、承認窓口を一本化する
- 短尺版や縦型版も同時に相談し、撮り直しを避ける
一方、インタビューの録音、事実確認、素材や出演者の利用許諾は安易に省かない工程です。見づらい・聞き取れない動画や公開できない素材が残ると、結果として追加費用につながります。
内製と外注は更新頻度と公開範囲で分ける
更新頻度の高い社内向けの連絡や簡易な操作説明は、内製を検討しやすい領域です。初対面の顧客に見せる会社紹介や、照明・録音が重要な採用動画は外注が選択肢になります。内製でも担当者の作業時間と機材費を含めて比較しましょう。
制作会社を比較する前にそろえる依頼条件
比較見積もりは、同じ依頼条件を各社に渡すことで判断しやすくなります。予算が確定していない場合も、上限と優先順位を伝えると、実現可能な構成を相談できます。
- 誰に、何を伝え、視聴後にどの行動を促したいか
- 掲載先、希望尺、納品本数、縦横比
- 撮影場所、出演人数、提供できる素材
- 予算上限、公開希望日、社内承認に必要な期間
比較のポイント:最安値ではなく、必要な成果物と利用条件が予算内でそろうかを比較しましょう。提案された構成の理由、修正対応、追加料金の条件まで確認すると、発注後の認識違いを減らせます。
企業動画の制作費用に関するよくある質問
30万円以内でも企業動画を作れますか?
既存素材の編集や、撮影場所・出演者を絞った構成なら検討できます。ただし、企画や撮影の対応範囲は会社によって異なるため、必須条件を伝えて確認してください。
1分の動画なら安くなりますか?
必ずしも安くなりません。短くても多数の場面を撮影したり、独自のCGを作ったりすれば費用は増えます。完成尺と制作工程の両方で判断します。
見積もり依頼時に台本は必要ですか?
台本がなくても相談できます。目的、視聴者、掲載先、予算、納期を伝え、企画・台本制作を含む見積もりを依頼しましょう。
制作費以外に運用費はかかりますか?
広告配信、投稿代行、効果測定、継続的な差し替えなどを依頼する場合は別途費用がかかることがあります。制作費と公開後の運用費を分けて予算化してください。
撮影素材を別の動画に使い回せますか?
契約と権利条件によります。出演者、音楽、写真などの利用範囲に加え、素材の保管期間や再編集費も発注前に確認しましょう。
こんな相談ができます
企業動画の予算を検討中の方は、アールアイメディアへご相談ください。完成した台本がなくても、目的や利用場面から制作条件を整理できます。
- 予算内で優先すべき内容と、制作範囲の整理
- 会社紹介・採用・商品紹介に合う構成の検討
- 既存素材の活用や、複数用途への展開方法
相談時は「用途・予算の目安・公開希望時期」をお知らせください。まだ決まっていない項目があっても、必要な撮影・編集の範囲を整理するところからご相談いただけます。


